Archive for June, 2008

電子渡航認証システム(Electronic System for Travel Authorization: ESTA)

Sunday, June 15th, 2008

6月初めに、米国国土安全保障省(DHS)は、電子渡航認証システム(Electronic System for Travel Authorization: ESTA)に関する暫定最終規則を発表しました。この新しいオンライン・システム(以下、ESTAと書きます。)は、日本人が米国に旅行や出張で来るときに使用している、ビザ免除プログラム(VWP)の一部となります。ESTAの目的は、VWPを利用する外国人が事前に情報を提供することによって、安全を確保するものだと発表をしています。このESTAは、現在まだ義務化されておりませんが、来年1月12日から義務化となった場合、米国に短期商用や観光で渡航をするVWP使用者は、旅行前にオンラインにてESTAを使用の上、認証を受けることが必要です。
 
現在、VWPを使用して渡航する、日本人も含む外国人は、米国入国時にI-94Wと呼ばれる緑色の紙に情報を書き込み、それを元に入国審査をされます。しかし、このESTAは、I-94Wとほぼ同じ内容と思われる情報を予め(渡航72時間前まで、と、国土安全保障賞は言っています)オンラインで提供することにより、VWPを使用できるか否か、また、保安上の問題がないかなどを確認するようです。
 
実際にESTAが義務化されるのは来年1月12日からですが、今年8月1日より、ESTAのウェブサイト(https://esta.cbp.dhs.gov)にて、申請が可能になります。(このウェブサイトは、現在まだ始動しておりません。)とはいえ、8月1日よりESTAの使用が可能になっても、来年1月12日に使用が義務化され、全員がESTAを使用するまでは、仮にご自分でESTAを使用の上、情報を予め提供していても、再度I-94Wの記入と提出が必要ですのでお気をつけください。(よって、あまり、来年1月前にESTAを使用するメリットはないかもしれません。)
 
ところで、別件ですが、昨年末に行われた、Diversity Visa Lottery (永住権抽選)の結果が既に発送されているようです。当選なさった方にのみ、通知が届きますので、届いていないということは、残念ながら外れたということです。また、運良く当選なさっても、現実には、「実際に永住権を与えられる人数よりかなり大目の人数に当選通知を送っている」ため結局は永住権が取れない可能性もございます。(2008年度は、5万件の発給枠に対して、9万6千件の当選通知が発送されたようです。そのうち382件の当選通知が日本人に送られています。)よって、当選なさった方は、早めに、移民法弁護士にご連絡のうえ、今後の準備や実際に永住権が取れる可能性に関してご相談をお勧めいたします。